「腸内フローラ」は有名ですが、おくちにも「口内フローラ」があり、菌のバランスを良い状態に保つことが大切です。
特に歯が生え揃う1歳7か月から3歳頃は「感染の窓」と呼ばれ、むし歯菌に感染しやすいので、この時期までに「仕上げみがき習慣」をつけましょう。
赤ちゃんのおくち環境は周りの影響を受けやすく、特に妊娠中や出産後にむし歯になりやすいママのケアも大事です。
最近の研究で、「腸内フローラ※」は腸だけでなく、アレルギーや肥満など“全身”にも影響を与える可能性が示されつつあります。
そして赤ちゃんは、胎内にいる時はほぼ無菌ですが、生まれてからの環境や食べ物によって3歳頃までにはその子特有の「腸内フローラ」を形成し、その後は大きく変わらないと言われます。
だからこそ、3歳までにバランスの良い「腸内フローラ」を育てることが、大事になります。
赤ちゃんのおはだはバリア機能が未熟で、乾燥しやすく、アレルゲンなど外部からの影響を受けやすい状態です。近年、成長とともに花粉症などのアレルギーを次々に発症する「アレルギーマーチ」も、乳幼児期のアトピー性皮膚炎が引き金のひとつであることが分かってきました。
バリア機能を高めるために、早い時期からのスキンケアで「肌フローラ」をしっかり整え、うるおいを保ってあげて、すこやかなおはだをはぐくみましょう。
おなか(腸)や、おくち、おはだに存在する、いろいろな菌(善玉菌や悪玉菌など)の集まりのことです。